うつ病ってびっくりするほど視野が狭い。と気づいた話
こんばんは、
メランコリニスタセラピストはるぱんです。
先日の下記の記事を書きながら思ったことを
ちょっと書きたいと思います。
私がうつ病になったのは今から約2年ほど前
2016年の9月末のことです。
診断がつき、休職し、入院。
この時、私はほぼ寝たきりでした。
心ももはやからっぽで、
「何もできない」という感覚すら
なかったのですが、
10日ほどの入院ののちに退院、
実家に帰りました。
実家に帰って、当たり前のように
ご飯を出してくれるお母さん。
仕事から帰ってくるお父さん。
そこで初めて、
「あ、私何もできてない…」
と感じました。
自分自身もそうだったのですが、
うつ病だと、何かしなきゃと思っても
何もできないときがあります。
(2年経った今でもたまにあります)
そして、何もできないことに対して
焦りや不安がこみあげます。
いろんなブログを見させていただいていても
そのような方は多いのかなと感じていますし、
リワークに通っていた時の他のうつ病の方達も
おっしゃっていました。
昨日、疲れに関する記事を書いていた時に
ふと気が付いたのですが…
あの寝たきりの時、
本当は「何もできない」わけでなく、
「何もせず休息することを選んでいた」
のかなと思いました。
意識の中では、「何かしなきゃ」
という気持ちしか見えなかったので、
結果として「何もできない」と
当時は感じてしまっていたのですが、
今客観的に考え直してみると、
疲弊している体と脳が休みたくて
何もしたがらないのは当然だよな…と。
じゃあ、どうして「休もう」と思えなかったのか、
もしくは、「休もう」という気持ちを
見失ってしまったのか。
ここは私自身の責任感の強さに伴う
「仕事しなきゃ」「怠惰はダメだ」っていう
気持ちが生じていたことと、
うつ症状による視野の狭さによって
休みたいとか、他に感じているはずの
心の声が聞こえなくなってしまった
せいなのかな、と思いました。
下のイラストなイメージ。
うつ症状なく心の視野が広かったら、
1日中寝ていようと「今日は体を休める!」
って割り切れそうですもんね。
(休職に関しては他の心配も出てきますが)
「何もできない」と焦っているうつ持ちの方も
世の中にはたくさんいると思います。
ちょっと視点を変えてみて、
「疲れてるから体が休みたいんだ」
「私は体を癒しているんだ」
って考えてみて、ちょっと焦りや不安が
軽くなったらうれしいです。
以上、メランコリニスタの
ひとりごとでした( ´ ▽ ` )
:)はるぱん