メンタル患者の味方、自立支援医療制度って何?
おはようございます、
メランコリニスタセラピストはるぱんです。
珍しく朝の更新です!
今日は自立支援医療制度の話をしようと思います。
うつ持ちやメンタル持ちで知らない方には
ぜひ知ってほしいです!
ご存知の方、利用してる方は
"うん、そうだよね"
で終わる話なので流してください( ´ ▽ ` )
でも知らない患者さんに知ってもらうために
広めてくれたらうれしいです。
休職等々してみて、
たしかに治療にも色々苦悩はあるのですが、
結局シビアだなと思うのはお金の話です。
普段、病院にかかるとき、
健康保険が適用されると3割負担になりますよね。
(75歳以上の方は1割)
結論を先に言うと、
っていう制度です。
身体疾患についても自立支援医療と
いうものはあるそうですが、
ここでは精神疾患における制度を指すことにします。
◎どうやって受けるの?
私の主治医の先生は初診の時点で
この制度を教えてくださったのですが、
紹介を受けない方も多いようです。
私のお友達とかそうでした。
主治医の先生に自立支援医療制度用の診断書をもらい、
(私は文書作成料がたしか4000円くらいでした)
それを役所か保健所に出して手続きすることで
受けることができます。
手続きと言っても、書類一枚を書く程度でした。
提出先は市区町村によって違いますが、
おおよそ保健所か、役所の福祉課だと思います。
お住まいの提出先を確認してみてくださいね。
市区町村のホームページに書いてあると思います。
◎具体的な支援内容は?
主病名の治療に関する治療の自己負担額が1割になります。
制度を受けられる医療機関は
原則1つの病院と1つの調剤薬局さんです。
手続きが済めば、即日利用できるようになります。
通院のみが対象で入院治療は対象外になります。
私の場合、診察のために通っているA病院と
それの隣にあるA調剤薬局を申請しており、
1割負担になりました。
その後、治療が進み、
ショートケアのためにB病院にも通うことになりました。
この際は、主治医の先生に意見書
(この人には別施設の治療も必要ですよ
という証明書のようなもの)を書いていただいて、
それを役所に出すことでB病院の医療費も
1割負担になりました。
◎月々の上限額
1ヶ月の自己負担の"上限額"が10000円となり、
うつ治療における医療費が10000円を
超えることはなくなりました。
(上限額は所得等により少々変わるようです)
◎対象疾患
対象となる疾患はうつ病だけではありません。
経過によっては不安障害、摂食障害なども
含まれるようです。
判断基準は、どの疾患かというよりも、
精神科的医療を長期的に継続する必要があると
判断されるかどうかというところだと思います。
いずれにしろ、主治医の先生に
一度お伺いしてみてくださいね。
ケースワーカーさんのいる病院なら、
聞いてみると詳しく教えてくださると思います。
◎個人的に思うこと
たかだか2割の差と思うかもしれませんが、
すんごく大きいです、この2割の差。
診断書の発行料の4000円なんて
あっという間に元とれました。
うつの診断がついてすぐは、
「早く治して職場にもどらなきゃ」
「昨日まで仕事してたんだからすぐ治るでしょ」
と思って2割ならわざわざ役所行かなくても
って思うと思うのですが…
仕事がすぐにできるかどうかは置いといて、
どちみち薬は再発予防のために1年ほど継続的に
飲まなければならないケースが多いと思います。
再発例だと安定しても3年くらい抗うつ薬の
服用を続けたほうがいいとも言われています。
ゆえに診察も受けなければならないのです。
金銭的に悩むリスクを減らしておくに
越したことはありません。
ほんとにそんな面倒な手続きじゃないので
申請しておくことをおすすめします。
浮いたお金でちょっと美味しいもの食べよう!
くらいの気持ちでぜひ利用してみてくださいね。
読んでいただきありがとうございました!
:)はるぱん